北区伝統工芸保存会公式ホームページ last update:2010/4/8
CONTENTS
 
Page Topへ>>>
 
 
 
   
  【プロフィール】
東京都伝統工芸技術保存会
連合会・北地区会員
1936年 福島県に生まれる。
1951年 上京し墨田区 牧正儀氏に師事
1957年 独立 彫金技術をもとに
     宝飾品加工に取り組む

天野 益次郎
 


 
すずらん ゆり しょうぶ ゆり ばら
        ばら
 
  【技とPR】
『彫金』は、金属を「タガネ」というちいさなノミのような物を金鎚で叩き、
金属の表面にいろいろな模様を彫っていく技法です。
彫金は古代から見られますが、主に仏具に用いられてきました。
その後、時代とともにたくさんの名士があらわれ、
刀装具(主に刀のツバやツカ)などに
彫金が施されるようになりました。
現在はその技術をもとに姿かたちを変え、
宝飾・アクセサリー・置物などに 活かされています。
代表的な彫金技法は次のような物です。

■タガネ種類

【毛彫り】剣先が三角に尖ったタガネで毛のように細かい線を彫ったり、
太い剣先で太く彫ったりする。

【片切】平たいタガネの片方の角を使って、強弱をつけたり、
手の返しで線を太くしたり、細かくしたりする。

■彫金種類
大きく分けて
・和彫:主に花・鳥・動物
・洋彫:唐草・西洋風文様
・高彫:浮き出た文様にタガネを入れ引き立たせる
・象嵌:金属の表面を削り、他の金属をはめこんで文様を表す
・打ち出し:金属を火でなまして金槌で叩いて伸びるのを利用し、
図柄に合わせ凸 凹をつけながら形を浮き上がらせる
という技法が有る

下記画像のような作品は
松ヤニを塗った板に熱を加え、松ヤニが柔らかくなったうえに
金属の板を乗せ冷えたら金属板の表面に白のポスターカラーを塗ります。
乾いたら絵を描きタガネで強弱をつけながら、金槌で叩いてゆきます。
一番難しいのは、冷たく硬いタガネでいかに温かく、しなやかに彫るか、
ということです。
 
  [住所]東京都北区豊島4-17-12
[電話]03-3913-8092
 
   
 
(C) All Rights Reserved,北区伝統工芸保存会
This webpage link free,please contact us.