【技とPR】
軽くて丈夫な和紙に筆で墨線(主線)を描く。
次に透明性のある染料で色付けをする。 衣料用の染料を使用するのは
凧が空に揚がった時にステンドグラスのように美しい色が青空に浮かび
あがるようにとの職人の美意識からです。
竹骨は正月に使用する門松の竹を二年間 陰干しで乾燥させて
ゆっくりと水分を抜き弾力性とねばりのある竹骨を仕上げます。
太陽光に直接、陽を当て乾燥させると、ねばりがなくなり竹骨が
ポキポキと折れてしまいます。
竹を割り凧のサイズに合わせて竹を切り削ります。
竹骨を貼る場所により竹骨の強度は全て異なります。
糸目の調整も難しく、凧揚げに適した広い場所で凧を準備しますが
その日の風の強さにより糸目の位置を変えます。
凧の性能が良ければ『しっぽ』なしで凧は空に揚がっていきます。
凧揚げ名人は何種類もの凧を準備していて、その日の風に合わせて
風の強さを読み凧を選びます。
現在は全国から8人の方が凧を習いに来ていて
5人が免許皆伝の技を取得して各地で頑張って活動を続けています。
プロにはなかなか成れませんが、趣味としては大変良いと思います。
不老長寿・出世・商売繁盛などの願いを込めての贈り物としては
良いのではないでしょうか?
凧には5つの楽しみ方があります。
(1)絵を描く
(2)作る
(3)揚げる
(4)創作する
(5)飾る
秘伝や奥義といった神秘的な表現ではなく、
分かり易い凧作り講座を開催して技術を伝えてまいります。
御注文凧も受け承ります。
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